どうかな?

ちょっとだけこの前の続き。

たとえば、同じクラスにいた友達。
会社の同僚。
よく行くお店の店員さん。
友達の友達。

普段しょっちゅう会っていて、それがごく自然なことで、改めてその人のことに
ついて考えるなんて機会もなくて。
でも、いつもそこにいるのが当然で。

それが、卒業、入学、退職、就職、引越しなどで、今までの生活が変化して、
当たり前の毎日が当たり前でなくなった時。
環境が変わり、生活パターンが変わり、会う人が変わり、空気みたいな存在
だった人と、会うこともなくなりました。
その人がいた場所がぽっかりと空くことで初めて、気にも留めていなかったはず
の人が、自分のなかでどんどん大きな存在になっていく気がする。
そんな経験したこと、一度くらいはあると思います。

私の祖母は、同じ家に住んでいて、ある日突然、いなくなってしまいました。
かなり弱ってはいたものの、まさかそんなに急だとは誰も思っていなくて、最後も
自宅で亡くなったので、これは本当に強力にこたえました。
少しずつ時間をかけて、なんとか復活していく途中で、ひとつ実感したことがあります。
私達の人間関係で、どうしようもなくなって別れることがあっても、当事者がお互い
生きているうちは、それはまだ終わりではないんだなということです。
もちろん、別れたきり、二度と会わないこともあるでしょう。
その方が多いかもしれません。
でも生きていれば、まだ、この先どんなことが起こるか分かりません。
何十年もたってから「実はあの時・・・」と話せる日が来て、そこでまた新たな関係を
築いていくことになるかもしれない。
それは実際に時間が経ってみないと分からないですよね。

今、ここまで読んでみて、ふと思い浮かべた顔、気になる人はいましたか。
もしもその人に、なんとか連絡を取る方法があれば、電話でもメールでも伝言でも、
何か一言伝えてみるというのは、どうでしょう。
大げさなことでなくても。
ちょっとした思い出とか。
その人がしてくれて、嬉しかったこととか。

提出期限はありませんので、気が向いた時にご自由に。
by hoku_shirushi | 2006-04-11 09:44 | 日記


日々のあれこれ たまに北欧 行きつ戻りつ反芻日記


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