弁当男子

夕方の埼京線で、「うう~、一駅の辛抱だ・・・」と混雑に耐えていた時のこと

ドア脇のスペースに立って、ぼんやりと車内を眺めていると、吊皮を掴む人の腕が
目に入りました。


わ、ものすご~くオサレなワイシャツ着てる・・・

なんて説明したらいいのかな、光沢のある太い糸で織った生地で、ところどころ
サーモンピンクが混じってて、カフスのところも同じ色のきれいなボタンがついてて、、

ほっそりとした体型の、20代前半と思われる若い男子でした。

するとその向こうに並んで立っていた同年代の男子が、彼に話し掛けました
(後から考えると、たぶん彼らはずっと話し中で、たまたま私がそのタイミングで意識
したということなんでしょう)

「じゃあメニューとかどうやって決めてるわけ?」

「いやもう、スーパーで並んでるもの見ながら決めたりとか、そんな感じ」

なんか仕事関係の話かと思ったら、、
メニューって、ホントにお料理の献立のことだったのね。





「たとえば最近だとインフルエンザの関係で、豚が影響あるとか言われて評判よくない
じゃん、だから結構安くなってたりするんで、あとタイムセールで安くなるのを待つとか、
そういうのを狙って買ったりしてる」

「なるほどねー。アラお得、みたいな~(笑)」

「いただくわ~、みたいな(笑)」

その後も、自炊するようになったら毎日ごはんを作っていたお母さんの苦労が分かる
ようになったとか、料理関係の話を色々としてました。

さりげな~く顔を見ようと何度かトライしてみたんだけど、どうしても腕に隠れて見えず
じまいで残念。。

ちなみに連れの男子も同じようなスーツ姿で、やっぱり、かなりオサレな雰囲気でした。

就職活動中か、社会人なりたてって感じかなあ・・・


いや、この2人の会話がホント面白くて、次の駅で降りるのがもったいなくなってしまい
ました。

特に面白いことを言おうと狙ってるとかでは全然なくて、もう実に何でもない話なんだけど、
お互いの間とか、ちょっとした一言が絶妙で、例えるなら、おぎやはぎのラジオと同じくらい
面白かった!

混雑も苦にならなくて、そのままずっと聴いていたかったー


ん~、イマイチ伝わらないよね・・・(苦笑)

残念。。



まあとにかく、楽しいひとときをありがとう!

できればまた同じ時間に会いたいでーす♪
by hoku_shirushi | 2009-06-17 21:58 | 日記


日々のあれこれ たまに北欧 行きつ戻りつ反芻日記


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